被害者が損をしないための交通事故の示談交渉!成功マニュアル

被害者が損をしないための

交通事故の示談交渉!成功マニュアル

交通事故の対応!被害者側の解決までの流れと注意点

交通事故に遭った場合、被害者はいつでも適切な対応ができるでしょうか。
多くの場合、ケガや心理的な動揺でぼう然としてしまい、周囲に流されるままになってしまいがちです。
もちろん、重傷を負った場合はその場で対応できることは限られてきます。

しかし、その場でも対応できる程度のケガであった場合、「どのようなことを心掛けておくべきなのか」について知っておく必要があるでしょう。
そして、適切な治療費や慰謝料をもらうためにも、「してはいけないこと」「しておくべきこと」が被害者にはあるのです。

被害者がしてはいけないこと4選!

事故に遭ったとき、まずは次の「してはいけないこと」を覚えておきましょう。

  • 「大丈夫」と言わない
  • 立ち去らない
  • その場で示談しない
  • 必ず警察を呼ぶ

事故の程度にもよりますが、一見無傷だったり軽傷だったりする場合でも、「大丈夫です」といったことを言わないようにしましょう。
相手によってはそれを鵜呑みにして、なんの対処もせずに終わってしまう可能性もあります。

後で症状が出てきたりした場合に泣き寝入りせざるをえない状況になることもあるのです。
それと同時に、大丈夫そうだから…といってその場を立ち去らないようにしましょう。
特に通勤・通学で急いでいるときに、たいしたケガでない場合にやってしまいがちです。
警察や救急車がくるまでは現場に留まりましょう。

そして、警察などの第三者が到着するまでは加害者と何らかの交渉をしないようにすることが重要です。
この時点では実況見分や医師による診察も行われておらず、過失割合もケガの程度もわかりません。
万が一、見た目よりも重傷だった場合や後遺症が出た場合に、ここで示談を成立させてしまっては慰謝料の請求ができなくなります。
そのため、第三者の客観的な見解が出ていない時点では被害者と加害者だけで交渉すべきではないのです。

まずは病院で診察を受けよう!

運転免許を取得している人であれば、事故を起こした場合にすべきことは免許取得時に学んでいるはずです。
まずは、すぐに警察に連絡し、ケガ人を確認して救急車を呼びます。事故の状況によっては加害者の側が意識を失っている可能性もあるでしょう。
状況をみて、誰も連絡していないようであれば、被害者の側も「事故後すみやかに警察と救急車を呼ぶ」ということを覚えておくと良いでしょう。

そして、どんなに見た目が軽傷であっても病院で診察を受けることが重要です。
万が一、頭を打っている場合、外傷はなくとも内出血を起こしている可能性もあります。
また、事故直後は心理的に動揺が激しく、痛みを感じていない可能性も考えられるでしょう。
数時間後に実は骨折していたことが判明する場合もあります。

また、四肢の痛みだけでなく、しびれやむち打ち症など、後々何らかの症状が出てきた場合、事故後に適切な診察を受けていなければ、事故と無関係とされることもあるのです。
また、治療が遅れればそれだけ治りにくくなることもありえるので、事故後はすみやかに医師の診察を受けましょう。

その後の治療は「病院」に通おう!

事故直後に「してはいけないこと」「すべきこと」を押さえたら、被害者は治療に専念するようにしましょう。
基本的には、加害者との交渉は保険会社もしくは弁護士を通してのやりとりが中心となります。
もちろん、当事者同士で話し合うパターンも考えられるでしょう。
いずれの場合にしろ、被害者は事故によるケガに関して、「病院」で「医師による」治療を受けることが重要なポイントとなってくるのです。

入院・通院によって変わることがある

ケガをしていれば、それを完治させることが、事故前と同じ生活を送るうえで一番大切です。
そして、加害者に慰謝料を請求するうえでも、入院や通院による治療は重要となってきます。
なぜなら、慰謝料は入院・通院期間や日数によって算出されるからです。
日々忙しくて定期的にもしくは継続的に通院できないことがあった場合、通院期間や日数が実際より短く算出されてしまっては泣き寝入りせざるをえません。

そういったことを防ぐ意味でも、きちんと治療し、通院日数を正しく計算してもらうことが重要なのです。
また、入院した場合の方が慰謝料が高い場合もあります。治療に専念する意味でも、入院できるときはしてしまった方が良いのです。

病院以外だと通院とみなされない場合も!?

ケガの程度や部位によっては、病院での治療でなく、接骨院や整骨院での施術を受けることを選択する人もいるかもしれません。
これらの施設は医師による診察ではありませんし、レントゲンなどで正確な診断が受けられないのです。
また、「医師」がいない接骨院や整骨院では「通院」とみなされない場合もあります。

それによって慰謝料がもらえなかったり、減額となってしまったりする可能性があるのです。
また、レントゲンやMRIなどの客観的な診断は、後遺症の認定にも使用される医学的証拠になります。
このような理由から、「病院」で治療することが重要となってくるのです。

完治するまで通院!なぜ重要なの?

また、治療を始めたら完治もしくは症状固定するまで病院に通うことが重要です。
入通院にともなう慰謝料は、入通院期間によって算出されることになるため、長く通えばその分高額になります。
しかし、完治するまで通院していないと、その慰謝料を受け取ることができないかもしれないのです。

また、完治・症状固定といった状態になるまでは後遺症が出るかどうかもわかりません。
治療を途中でやめてしまい、後遺症が出たとしても、それは事故によるものと見なされない可能性があるのです。
そうした場合、入通院慰謝料のみならず後遺障害慰謝料も受け取れなくなってしまいます。
こうした観点からも、完治するまでは継続的に通院することが被害者には重要な行動となるのです。

事故後の通院はひとまず自己負担?保険適用?

事故後の通院に関して、その治療費は後々保険会社から支払われることになります。
しかし、いったんは被害者側で病院に支払うことになるため、その場合は自己負担とされることもあるかもしれません。
しかし、実際に「保険会社から満額が支払われるかどうか」は通院時点では不明なこともあります。

そのため、被害者の窓口負担を軽くするためにも健康保険を使うようにしましょう。
病院側の対応として健康保険が使えないという場合もありますが、「第三者行為による傷病届」を組合に提出することによって、健康保険を使うことができます。
この届は病院への提出を求められる場合もあるので、組合に提出する前にコピーをとっておきましょう。

完治した?後遺症はないか確認しよう!

入院や通院を終え、ケガが完治してから加害者や保険会社との示談が始まります。
冒頭でも述べたように、示談は事故直後にしてはいけません。
「どれだけのケガで完治するまでにどれくらいかかったのか」について明確になってから示談ができるのです。
また、後遺症に関してもきちんと調べておきましょう。

交通事故の慰謝料には後遺症に関するものもあり、それは等級によって額が変わってきます。
後遺症の認定には医師による診断が必要となるので、これまでに述べてきた継続的な通院と治療が重要になってくるのです。
医師による診断書に基づき、「どの等級に該当するか」の調査が始まり、認定されれば示談交渉の材料となります。

被害者にとっては長丁場…それでも正当な慰謝料をえるために!

このように、事故の程度やケガの状態によっては、解決まで被害者にとって非常に長い道のりに感じられるかもしれません。
しかし、自分がなんらかの被害を受け、さまざまな不利益を被った場合にはそれ相応の補償を求めることは当然の権利なのです。
だからこそ、正しい手順やすべきことを知っておけば、その権利を行使することができます。
交通事故に遭って泣き寝入りをしないためにも、まずは「その場でのやりとりに応じないこと」「必ず病院に行くこと」を覚えておきましょう。

交通事故の被害者が正当な慰謝料を請求するためには弁護士に相談するという手もあります。
保険会社の言う通りに従っていても、被害者は素人なのでその金額が妥当なものなのかどうかわかりませんよね。
保険会社も営利企業なので、できることなら保険金をあまり払いたくないのが本音です。

実は交通事故の慰謝料にも相場というものがあります。
交通事故に詳しい弁護士https://kotsujiko-pro.com/をみる

交通事故の慰謝料が妥当な金額なのかどうか悩んだら弁護士に計算してもらいましょう。
無料で試算してくれる弁護士事務所もあるようです。

  • 交通事故の示談交渉は保険会社に任せる?弁護士に任せる?

    noimage

    交通事故の発生件数は多く、いつ誰が交通事故に被害者として巻き込まれるかわかりません。インターネットの普及した時代では自らが突然交通事故に巻き込まれた被害者は、パソコンやスマホを利用して交通事故に関するさまざまな情報を入手できます。そのすべての情報が正しいとは限りませんが、昔に比べると自らの事件がどのように処理されていくのかを理解しやすくなったといえます。しかし、被害者が自ら示談交渉を行うことは難しく、専門家に依頼すべきです。ここでは、どのような人に依頼すべきかを解説します。 交通事故における特殊...

    もっと見る

  • 交通事故の損害賠償金とは?内訳と相場

    noimage

    交通事故に遭ってしまうと、「車の修理代」「治療費」「通院にかかる交通費」「精神的苦痛」など、いろいろな損害が発生してしまいます。後遺症が出てしまう場合には、今までどおりに働けなくなったり日常生活が不自由になったりもするでしょう。 そのため、交通事故の損害賠償は、受けた損害を余すところなくカバーするように金額を計算することが必要です。ここでは、正しい損害賠償の金額を計算できるように、損害賠償の内訳と相場を整理していきます。 損害の分類 交通事故の損害賠償は、法律上、財産的損害と精神的損...

    もっと見る

  • 交通事故で後遺症が残ってしまった場合に知っておくべきポイント

    noimage

    交通事故に遭って治療をしたものの、不幸にも後遺症が出てしまうことは十分にあり得ます。症状が深刻であればあるほど今後の人生に対する不安は大きくなるでしょう。症状に見合った示談金を得ることでその不安を和らげることができます。ここでは、交通事故で後遺症が出た際に大きな助けとなる「後遺障害等級認定」について解説していきます。「後遺障害」の言葉の意味、認定を受けるための方法、認定されやすい条件など、基本的な内容から押さえていきますので、ぜひ参考にしてみてください。 似て非なる言葉!「後遺症」と「後遺障害」...

    もっと見る

  • 交通事故の後遺症に悩んだら~障害年金の申請方法

    noimage

    交通事故が原因で後遺症が出たときは、所定の条件を満たしていると国から障害年金をもらうことができます。障害年金をもらうためには定められた手続きをすることが必要です。しかし、この手続きは素人には想像以上に難しく、何も知らずに望むと年金を受け取るまでに長い時間がかかったり、場合によっては受給できないことがあります。この記事では、どのような条件を満たしていると障害年金を受給できるのか、手続きの流れや必要なものなど、正しく障害年金を受給するために必要な知識をお伝えします。 障害年金とは 障害年金につ...

    もっと見る

  • 交通事故の後遺障害認定に納得いかない場合の対処法

    noimage

    心身ともに傷を負わせることになる交通事故。事故の規模によっては被害者が死にいたることもあることから、被害者やその遺族のために、加害者は損害賠償金を支払う義務を負うことになります。しかし、請求できる損害賠償金は後遺障害認定の影響を受けます。条件次第では、被害者が損をする可能性も少なくないのです。もし、納得のいかない後遺障害認定になった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、後遺障害認定に納得いかないときの対処法について解説します。 後遺障害等級認定が重要な理由とは? 後遺障害と...

    もっと見る

  • 知らないと損する!交通事故の示談交渉を保険会社に任せる場合の注意点

    noimage

    交通事故の示談交渉というと「保険会社に任せるもの」と考える人もいるかもしれません。確かに、保険会社に示談交渉を任せる人は多い傾向です。しかし、実は保険会社に示談交渉を任せることには大きなデメリットがあります。示談交渉に伴う面倒な手続きを保険会社に一任できるというメリットがある代わり、損害の補償が手薄になってしまう危険があるのです。そこで、このコラムでは保険会社に示談交渉を任せる場合のさまざまな注意点について解説していきます。 交通事故による被害を補償してもらうためには? 交通事故の被害者に...

    もっと見る

  • 交通事故の被害者になったとき保険会社との示談で失敗しないためには

    noimage

    交通事故の被害者になったとき、損害賠償金の算出方法や後遺症が出た場合の対処法などについて、よくわからず不安を感じるケースが多いでしょう。また、加害者側の保険会社との示談交渉では、相手のペースで進んでしまい、損害賠償金の額が低く抑えられてしまう恐れもあります。保険会社との示談交渉の前に、交通事故に関連した諸手続きや適切な損害賠償金の額の算出方法などについての知識を身につけておくとこが大切です。ここでは、保険会社との示談交渉を進めるうえで重要になる流れや注意点について説明します。 交通事故発生から示...

    もっと見る

  • 交通事故の裁判の手順と慰謝料を増額させるポイント

    noimage

    交通事故に遭遇すると、弁護士に依頼をして裁判をしなければならないという印象は強いかもしれません。しかし、実際は裁判まで進む交通事故のほうが少ないものです。しかし、裁判に発展するケースもあり、決着がつくまでには費用と時間かかります。せっかく裁判に持ち込むのですから、できれば慰謝料の増額も期待したいところです。そもそも、交通事故の裁判は何のために行うのでしょうか?今回は、交通事故における裁判の手順と、慰謝料を増額させるポイントなどを解説していきます。 裁判はどのタイミング?交通事故から裁判までの流れ...

    もっと見る

  • 交通事故で被害者が亡くなった場合の慰謝料はいくら?ご遺族がやるべきこととは?

    noimage

    交通事故で突然大切な家族を失う悲しみは計り知れないものです。現実を受け入れられずに何も手に付かなくなってもおかしくありません。しかし、交通事故のあとご遺族にはやらなくてはならないことがいくつかあります。つらい気持ちの中、何も知らずにさまざまな流れをこなしていくことは大変ストレスがかかるものです。この記事では、ご遺族の負担が少しでも少なくなるよう、ご遺族がやるべきことや慰謝料の相場についてまとめてみました。 慰謝料の相場には3つの基準があります 自賠責基準 自賠責基準とは自賠責保険が採用す...

    もっと見る

  • 交通事故の示談金の相場とは

    noimage

    損害を負った被害者として気になるのは、「いくらくらい示談金がもらえるのか」ということではないでしょうか?交通事故の示談とは、事故の原因や内容から損害賠償金額を決めることです。入通院が長引くほど労働や日常生活に制限がかかりますので、示談金はなるべく多くもらいたいもの。交通事故の示談金は、果たしていくらくらいが相場なのでしょうか?一般的な示談金の相場を探るために、示談金の内訳や示談交渉の進め方、示談金を少しでも増額する方法などを紹介していきましょう。 厳密には交通事故の示談金に相場はない 示談とは、主...

    もっと見る

交通事故のトラブル解決に強い弁護士ランキング

  • No.1
  • 弁護士法人琥珀法律事務所
  • 弁護士法人琥珀法律事務所
  • 交通事故の被害者専門の弁護士事務所です。東京には恵比寿、新宿と2か所に事務所があります。そのほか大阪、福岡、仙台、と事務所を展開していて、無料相談もおこなっている交通事故に強い弁護士事務所です。適正な賠償額の査定もおこなっています。加害者側の保険会社から提示された示談提案書があれば、内容が適正かどうかを診断します。

    • 相談料、着手金、初期費用がすべて無料
    • 交通事故に強い
    • 示談交渉の代行
    • 適正な賠償額の無料査定
    • 示談提案書の無料診断
    フリーダイヤル 0120-101-158

    公式サイトへ

  • No.2
  • 弁護士法人 天音法律事務所
  • 天音法律事務所には交通事故案件の経験が豊富な弁護士・スタッフが在籍しています。交通事故に関する様々な問題を取り扱った実績があるので、事故の大小に関係なく対応が可能。 弁護士をはじめ、経験豊富なスタッフが迅速に適切なアドバイスをします。

    • 相談無料
    • 完全成功報酬
    • 全国対応
    • 24時間365日の相談受付

    公式サイトへ

  • No.3
  • 東京ステラ法律事務所
  • 弁護士が代わりに交渉することで、損害賠償額を増額できる可能性があります。過失割合や後遺障害の等級が適正かどうか、見直すことができます。交渉はすべて弁護士が対応するので、ケガの治療に専念できます。弁護士法人ステラは、多くの保険会社との交渉実績があります。国内保険会社・外資系保険会社問わず、全国の保険会社と交渉できます。

    • 相談無料
    • 後払い可能
    • 24時間365日の相談可能
    • 全国対応

    公式サイトへ